プロフィール

自己紹介

 

みきこ
みきこ
はじめまして、看護師×患者の、みきこといいます。思い立ってブログを始めることにしました。宜しくおねがいします。

簡単にですが自己紹介したいと思います。

関東在住、夫との2人暮らし。もうすぐ30歳。私のお仕事は看護師です。看護師9年目。

どこにでもいる普通の看護師として勤務。26歳で結婚し、子どもについても考え始め今まで、健康診断しか行くことはありませんでしたが「妊娠したら詳しく検査できなくなるからな」と思って人間ドックを初めて受けに行きました。まさかの人間ドックに引っかかり、甲状腺の専門病院に受診し検査することに。

検査の結果、「甲状腺がん」と診断され人生が激変。現在治療中です。(2020年2月、一通りの治療が終わり経過観察中です)結婚して間もなく人生のどん底を味わいました。私ががん告知を受けたのは、27歳です。職業が看護師なので当然がん患者を受け持つことはありました。でも、まさか自分自身が20代でがん告知を受けるなんて思ってもみなかったのです。

がん告知を受けるまで、嫌な予感はしなかったか?と言われると正直、嫌な予感はしてました。検査をしている中で、悲しいことに看護師という職業柄なんとなくわかってしまうのです。

だけど、必死にがんと告知されるまで“大丈夫”“きっと私は大丈夫”と考えるようにしていました。なので、がん告知をされたとき、嘘でしょ…とは思ったものの、やっぱりな…という気持ちもありました。検査の結果を聴く際には、ひとりでがん告知を受けました。その時の衝撃は何とも言えません。病院から自宅へ帰るまで、「これからどうしたらいいんだろう」「なんで私なの」そんなことをぐるぐると思いながらぼう然と帰ったのを今でも覚えています。

もう私の人生終わった…。

がん告知を受けた際は本当にそう思いました。ですが、がん告知から約2年が経った今、楽しく、幸せに生きています。びっくりすることに、病気になる前の自分よりも、病気になった後の自分のほうがより「自分らしく」生きれています。

「キャンサーギフト」という言葉を知っていますか?「がんを経験したからこそ得られるもの」という意味です。私は正直、“がん”というプレゼントは欲しくなかったので、ちょっとこの言葉を使うのは違うような気もするのですが、がんを経験したことで学んだことは沢山あります。病気になって悪いことばかりでは決してありませんでした。これははっきりと言えます。

病気にならなかったら、「どうやって生きていきたいか」「どうやって働いていきたいか」「お金のこと」「この先の将来のこと」をこんなにも真剣に考える事はなかったと思います。

私の場合、お金のことで言えば、今までそんなに困ったことはなく無頓着でした。ですが、度重なる治療費、入院して働けなくなる⇒お金が減っていく状態となり、このままではまずい!と家計管理を行うことになりました。

術後、夜勤に復帰したものの身体がしんどく、「もう夜勤をやめよう」と思うようになりました。家計管理を行う中で、「お金がいくらあったら生活できるか」ということを知れたのも大きかったです。

もしかしたら私のブログにたどり着いた人の中には同じ、甲状腺がんの診断を受けた人がいるかもしれません。この経験から伝えられることがきっとあると、私は思っています。このブログが同じ、甲状腺がんの診断を受けた方の参考になったら嬉しいです。

これから先も患者という役割も背負って生きていきます。もしかしたら再発するかもしれません。また手術が必要になるかもしれません。ですが、あえて今は考えない事にします。

生きているだけで丸儲け】これ、私の大好きな言葉です。

長くなってしまいましたが病気になったことで、生き方、働き方、お金のこと、いろいろ考えるきっかけになりましたので、記録としてブログに残していきたいと思います。それでは、よろしくお願いします。