病気の話

医療保険って本当に不要なの?【看護師×患者の私の考えについて】

 

みきこ
みきこ
こんにちは!みきこです。今回は医療保険について書いてみたいと思います。

ここ最近「医療保険は入ってはいけない」という投稿をよく見かけるようになったので、看護師×患者の私の考えを書いてみたいなと思いました。1人の意見として読んで考えてもらえたらと思います。

医療保険/がん保険って本当に不要なの?

看護師×患者の私は医療保険に入ってて良かった

結論からいうと私は、医療保険/がん保険に入ってて本当に良かった!と思ってます。

保険屋でもないですし保険を勧めたいわけではありません。

私の経歴を簡単に書きます。

看護師として急性期の総合病院5年間、回復期リハビリテーション病院約3年間勤務していました。総合病院では内科と消化器外科の病棟で働いていました。回復期リハビリテーション病院では、主に骨折や脳血管疾患を持つ患者さんと関わっていました。

そして私は20代でがんになりまして“患者”となり治療が必要になりました。そのとき、保険に助けられた経験があり、「保険に入っていて良かったな~」と感じています。

医療保険/がん保険は入ってはいけない?

「医療保険は不要!」こういう投稿を最近よくSNSでみかけますが本当に医療保険って不要なものなんですかね…?

「医療保険/がん保険は不要!」と投稿している方で、病気して治療中の人いますかね?

 

私自身ががん患者なので病気の治療をしている方と関わりがあるのですが

「保険に入っておけば良かった…!!」「保険に入っていて良かった…!!」

は沢山聴くけど…

「保険に入らなくても良かった」は聴いたことない!

看護師×患者の私が医療保険/がん保険に入っていて良かった!と思った理由

病気になるとお金がかかる

病気になるとお金がかかります。実際に入院でかかった金額はこちら参照してください。

病気やケガで働けなくなったときに知っておきたい制度とお金【実際にかかった入院費も公開】 自分は病気で入院なんてしないから関係ないと思っていませんか?“まさか”が当然ににやってくるんです。 病気やケガになったときに使...

検査費、入院費、手術費。それから、病院までの交通費。治療後も定期的に受診しなければいけないわけで・・・(泣)これが、数年間、数十年と続いていくわけです。

お金の心配をしなくて済んだこと

がん患者が抱える悩みデータをみると

  1. 痛み、副作用、後遺症などの身体的苦痛
  2. 落ち込みや不安、恐怖などの精神的なこと
  3. これからの生き方、生きる意味などに関すること
  4. 収入、治療費、将来への蓄えなどの経済的なこと

が挙げられています。

病気になると、様々な悩みを抱えます。私は保険に入っていたおかげでお金に悩まずに治療に専念することが出来ました。

医療保険でお金が賄えたのでお金の心配をすることなく、大部屋ではなく2人部屋を選択することが出来ました。この4番目の悩みについては、保険に加入する事で悩みを減らすことが出来ると思います。

私が入っている医療保険/がん保険はこんな感じでした

私が選んだポイント

  • がん診断の一時金
  • 再発時にも保証がされるか
  • 女性疾病特約がついているか

これらを重視しました。

がんの治療は主に手術、抗がん剤、放射線治療です。がんの治療は長く続きますが入院期間は短縮傾向。だから、入院日数にかかわらず短期の入院でもまとまった「一時金」が受け取れる保障を付けました。

不要な保障(オプション)はどんどん外した結果こんな感じになりました。

災害入院給付金(日額) 8,000円
疾病入院給付金(日額) 8,000円
手術給付金(1回につき) 上記日額の5倍または10倍
放射線治療給付金(1回につき) 上記日額の10倍
集中治療給付金(1回につき) 上記日額の20倍
三大疾病入院一時金 500,000円
女性疾病入院給付金(日額) 5,000円
女性疾病手術給付金(1回につき) 上記日額の5倍または10倍
女性特定手術給付金(1回につき) 上記日額の30倍
女性疾病放射線治療給付金(同上) 上記日額の10倍
がん診断給付金 100万
先進医療給付金 通算2,000万円まで

この保障内容で月5,000円で年間6,0000円ほどでした。(がん診断を受けているので払込免除に現在なっています。)

私ががん保障をつけた理由

がん保障についてですが医療保険に入ると決めたとき、私は絶対につけようと思っていました。何故ならがん家系だったからです。だから、いつか自分もなるかなーと漠然と思っていました。(20代でがんになるとは思ってもいませんでしたが・・・(^^;))

20代30代でがんになる可能性は低いですがAYA世代(15~39歳)のがん患者のうち、20歳以上では約8割は女性で、女性のほうが割合が高いことがわかっています。分類的には「子宮頸部・子宮」「乳房」です。

なので、女性で医療保険に入ろうと考えている人はがん保障や女性疾病の保障をつけるのが私的にはおススメです。

病気になって、付ければよかったなあと思った保障

通院保障もつければよかった・・・と思っています。

がんの治療は長く続きますが入院期間は短縮傾向です。また、通院治療も増えてきています。今後も、通院治療が増える事が予想されます。

病気になると保険に入るのが難しくなる

また、病気になると保険に入るのが難しくなります。(加入できても高額・・・( ;∀;))

私が思う医療保険の最大のメリット

私が思う医療保険のメリットは、

病気になったとき治療費の心配をしなくてもいいことです。

医療保険に入っていて良かった!と病気が発覚した時は本気で思いました。

若いうちに病気になると、結構大変。

  • お金がなくて治療が受けれない
  • 抗がん剤治療の副作用で調子が悪いのに仕事が休めない
  • 入院で働けないのにお金がかかる

などのリスクあり。

 

高齢になると、脳血管疾患や骨折の割合も増えます。回復期のリハビリテーション病院に入院すると、骨折だと最長90日、脳血管疾患だと最長180日の入院です。急性期病院では考えられない在院日数ですよね。骨折の患者さんだとあまり最長の90日間入院している方はいないですが、脳血管疾患だとできる期間のぎりぎりまで入院してリハビリの専門治療行う人が多い印象でした。

まとめ

保険に入るなら家計に無理のない範囲での検討が必要

保険に入るなら家計に無理のないよう範囲での検討が必要だと思います。年間にかかる金額で考えてみるといいと思います。

かけすぎ&かけなさすぎに注意です。

日本は公的保険制度が非常に充実していて高額療養費や傷病手当金などの社会保障もあります。

また、十分に貯蓄があるならば医療保険は必要ないと思います。(十分にというのは家庭によって違うと思いますが)

みんなが保険に入っているから入るのではなく、自分の家庭の目線で考えることが大事かなと思います。

私の経験が医療保険に入ろうか悩んでいる方や解約するか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。治療は日々進歩しているので、保険に入っている方は定期的に見直すことが大事だと思います。

長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました。