こんにちは!みきこです。
私は、急性期病院で働いたのち、その後の転職し回復期リハビリテーション病棟(以下回リハ)で働いてました。
私が、急性期病院の後に何故次は“回リハに行こう!”と思ったかというと、患者さんの“その後”が知りたかったからです。転職し回リハで、約3年間働きました。
回リハってどうなの・・・!?転職で回リハを考えているという方に参考になれば嬉しいです。
Contents
回リハでの看護師の1日の流れ
9:00 朝礼、引継ぎ、カンファレンス
- Ns、CW、RHで合同カンファレンスをします。
おむつ交換、更衣交換、バイタルサイン測定、コール対応、記録
11:30 昼食の為、食堂へ移乗・移動のエンドレス
- 3食すべて食堂に移動して食事をします。これもリハビリの一環。RHスタッフ、介護スタッフと協力しながら食堂に移動します。
12:00 昼食
- 食後の配薬、内服確認、食事介助
- 看護師は前半後半に分かれて休憩を取ります。
- 食後のトイレ介助・移乗・移動
13:00 カンファレンス、おむつ交換、バイタルサイン測定、コール対応、記録
16:30 夕食の為、移乗・移動
18:00 勤務終了
急性期⇒回リハへ転職して大きく違うなーと思ったところ
ナースコールが多い
私が働いてたところは常にナースコールが鳴ってました。あ、ちゃんとナースコールには出てますよ。出ても出ても常になっている状況ということです。理由は急性期病院に比べて身体抑制している患者が少ないこと。抑制着や体幹抑制、紐抑制してません。かわりに身体抑制回避器具を使っている患者が凄く多いです。離床センサー、センサーマット、クリップセンサーなどです。
部屋に訪室しても、患者がいない
日中は常にリハビリに励んでます。その為、リハビリ室にいたり、デイルームにいたり、外で歩く訓練をしています。バイタルが測りたくても、居ない!ということが度々あります。(笑)脳血管疾患の患者は日中3時間ほどリハビリに取り組まれています。1単位20分のリハビリです。このリハビリ時間の隙間の休憩時間を狙ってバイタルサイン測定をするのが大変です。
医療処置が少ない
急性期に比べると医療処置は少ないです。採血も少ないし、点滴も少ないですね。状態がいいときには点滴を使用している患者がいないことも。いたとしても、5人くらいでした。輸液ポンプの出番も少なめ。ちょっと医療機器に触る機会が少なすぎて、心配になりました。
緊急入院が基本ない
緊急入院は基本ありません。しかし逆にリハビリ病院でみられないような状態になったときには、急性期病院へ転院になります。なのでその時には看護サマリをせっせと記入します。具体的には転んで骨折してしまった、再出血・再梗塞などが疑われるときなどです。
回リハで働くメリット
- 脳血管障害や骨折の勉強が出来る
- 車椅子や杖、色々な種類があることを学べる
- RHスタッフから介助方法を学べる
- 介護士や理学療法士、作業療法士、言語療法士、MSWなどの多職種と友達になれる→看護師以外の友達も作れます。
回リハに勤めてびっくりしたのが、車椅子の種類、杖の種類がこんなにいっぱいあるんだなーと驚きました。自助具もRHスタッフお手製の物もあり。回リハでは多職種と交流できるのもいいなと思いました。余談ですが急性期だと、なかなか出会いの場も少ないですよね。まだまだ男性看護師は少ないですし。回リハだと、RHスタッフもいるので男性多いので急性期より出会いの場はあるかもしれません。
回リハで働くデメリット
- 移乗・移動が多いので、腰痛持ちにはしんどい→メインが移乗・移動と言っても過言ではない。歩行訓練看護師もやります。結構看護師の中でも体育会系です。
- 急性期病院に比べると医療処置が少ない→医療処置はやはり少なめですが、脳血管疾患の知識は深める事が出来ます。
- 勉強会は少なめ→場所によるかもしれませんが、急性期病院に比べると勉強会は少なかったです。
実際に働いてみてどうだったか
私は回リハ楽しかったです。入院した時には寝たきりだったのに、リハビリに取り組まれて約半年後、独歩で歩いて帰っていったり、経管栄養だった患者が経口摂取できるようになった姿をみたときなど感動しました。また、急性期病院に比べて在院日数が長いです。骨折だと3か月、脳血管疾患だと6か月くらい入院しているので、患者さんと深く関わることが出来ます。
急性期病院に比べると残業は少なかったです。でもこれは、病院によっても違うと思うので、転職活動される方はご自身で確認してください。
働いているスタッフは?
20代の看護師は少なめ。回リハではママさん世代の方が多かったです。時短・パートで働いているスタッフが多かったので、協力しながら業務をこなしていました。ワーママにとっては、ワーママが多く働いていたので働きやすい職場だったと思います。RHスタッフはほとんど20代でした。急性期とは違くて、一番多いスタッフは圧倒的にRHスタッフです。
まとめ
骨折や脳血管疾患に興味がある方に、回リハおすすめです。病気は急性期を脱してもまだ医学的・社会的・心理的なサポートを必要としている患者さんに対して、多職種で話し合いリハビリを実施し自宅や社会に戻れるように支援していく看護が学べます。